+----夜会話集・トウヤ×クラレット----+

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〜最終夜〜
トウヤ
 (大切なモノだから譲れないモノだからぶつかってしまうこともある。だけどそれでも守りたいと思うモノが僕には在るんだ。
 もう迷ったりはしない
 僕は僕を信じてくれる仲間達と最後まで運命に立ち向かおう。)



クラレットこんなふうにまたあなたと話が出来るなんて思っても見ませんでした。

トウヤああ

クラレット 私、あなたが全てを知ってどうなるのかがずっと怖かった・・・
 きっとあなたは私を恨むだろうと思っていました。
 でも、あなたは優しい言葉をかけてくれました
 何故・・・ですか?
 私はずっと嘘をついていたのに

トウヤ 嘘だけじゃなかったからさ  確かに君は僕らに嘘をついていたのかも知れない。だけどそれ以上に君は仲間として僕達のことを助けてくれただろう?
 だから僕は君を信じる

クラレット ありがとうトウヤ  私・・・あなたに会えて本当・・・良かった

トウヤ それは僕も同じさ  君が居てくれたから一人じゃなかったから僕はこの重みに耐えられたんだよ

クラレット 覚えていますか?
 二人で儀式の後を調べに行ったときたずねたことを
 あなたがこの世界に呼ばれるとき助けを求める声がした、そう言いましたよね

トウヤ ああ 覚えてるよ

クラレット 私は儀式をしながら、ずっと悩み続けていました。
 自分のやっていることが正しいことなのか、本当に世界を滅ぼしてしまってもいいのか、答えを出せずに心の中でひめいをあげていたんです・・・
 助けてほしいって

トウヤ それじゃ

クラレット きっとあれは、私の心の叫びだったのかも・・・そう思います。  あなたはその声に答えてくれました・・・
 本当にありがとう、あなたがいたから私は本当の私を知ることが出来ました。

トウヤ クラレット・・・ 

クラレット だから約束します。絶対にあなたを元の世界に帰すと  今度はわたしがあなたを守る番です。
 ・・・あなたが私を助けてくれたように・・・

トウヤ ありがとう  僕も今ここで誓うよ。
 この先どんなことがあったとしても最後まで君を守るって・・・



〜ED〜
クラレット
 トウヤっ!

トウヤ う、ううん・・・

エドスおお気が付いたか

ガゼル 心配させやがって

トウヤ みんな、無事だったんだ

レイド ああ、無事だったとも それにほら・・・

トウヤ 闇が消えてゆく・・・

クラレット 魔王は倒されました。
 あなたの力です。
 
トウヤ それは違うさ
 僕が最後まで諦めずにいたのはみんなが力を貸してくれたからだ  みんなの力が世界を救ったんだよ
 それに僕は約束を守りたかったんだ
 何があっても君を守ってみせるって約束をね・・・

クラレット トウヤ・・・

エドス 雪・・・?

レイド いや、光だ!光の滴が空から降り注いでいるんだ!?

トウヤ エルゴだよ エルゴの力が新しい結界をつくっているんだ
 どんな召喚術でも破ることのできない永遠の結界を 

ガゼル それじゃ・・・

トウヤ ああ、これでもう異界の通路は閉ざされる召喚術は意味をなさなくなるんだ  そして・・・
 この光は送還術の光
 召喚された者たちを、在るべき世界へと帰すための光なんだ

ガゼル ちょっと待てよ!?
 まさか、これでお別れだって言うのかよ!!

トウヤ・・・・

ガゼル 何とか言えよ!?

レイド やめるんだガゼル!!

エドス つらいのはお前だけじゃない

ガゼル・・・・

トウヤ みんなと一緒にいられて、僕は本当に楽しかったよ・・・  この世界に来て本当に良かったと思う
 だけど僕ややっぱり自分の世界へ帰るべきだと思うんだ
 僕の居るべき場所はそこに在ると思うんだ   

レイド そうか・・・

トウヤ だから僕は・・・

クラレット いやです・・・
 お別れなんてわたしできない・・・
 あなたがいてわたしがいる・・・それが私の真実
 あなたの側にいられないなんて・・・そんなの死んでいるのと同じです

トウヤ クラレット

クラレット わがままを、言わせてください
離ればなれになっても、私たちは・・・
 また会えるって!!
 約束してください
 探し出して・・・くれるって・・・

トウヤ ああ約束するよ
 いつかまた、どこかで君と出会うって・・・

スッタッフロール

トウヤ (そうして僕は帰ってきた。  何もかもがそのままだった、僕は制服のままあの夕暮れの公園でぼんやりと立ちつくしていたんだ。  夢でも見ていたんだろうか?
 でも、リィンバウムでの日々は僕の心にはっきりと刻まれている
 夕闇に風が吹いて、ほおにひんやりとした冷たさを感じた
 あ・・・? どうして僕は泣いているんだ?

 いつもと同じ毎日が始まって。僕は前よりもクラスメイトとうち解けて話をするようになった。
 それは多分、本当の友達という者を知ったからなのかも知れない。
 人を信じることの大切さを知ったせいなのかもしれない。
 ありがとう・・・
 どうやら僕も自分の居場所を見つけられたようだよ

 遠い世界の君へと呼びかける
 届くはずのない声に心を澄ます。

 会いたい・・・。

 もう一度、お前に会いたい!)

チャイムの音と爆音

クラレット もう一度約束して下さい
 何があってもこれからはずっと一緒だって。

◇ 一言 ◇
クラレットさんの「あなたの側にいられないなんて死んでいるのも同じです」に落ちましたトウクラに。
 こんなこと言われたら私なら絶対この場にとどまりますよ〜