TALES OF PYMPHONIA

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 ジャンルは君と響きあうRPG(笑)です。
 GQで発売されたため機種を持ってない私は最初買うつもりはなかったのですが、キャラディザが藤島康介さんだと知って買うことにしました。
 このゲーム前評判が悪かったこともあって、内容がダメだったらこれから先テイルズシリーズを買うのはやめようかなぁ・・・とまで思っていたのですが、そんな気持ちを抱いていたことをナムコ本社がある方角に土下座してあやまりたい気分です(ちょっと大げさ)少なくともGQを買った価値はありましたvはいちゃんと響きあっていましたよv

 内容は神子として衰退しかけている世界を再生する天使となるために旅に出るヒロインとそれについていく(本当についていくという表現がぴったりだ・・・)主人公の長い旅路のお話です。という概要でストーリー紹介がされていました。長い旅路っていうのは比喩的表現だと思っていたら本当に長かったです

 CGモデルのキャラは可愛いのですが、ゲーム内容は重いです主人公が序盤で戦うボスは昨日親しくなったおばあさんだったりなんかするあたりで先行きの重苦しさをもの物語っています。
 “君と響きあうRPG”なはずなのに裏切られまくるし・・・
 メインキャラからして背負っている背景が重いです。両親をディザイアン(この正解で人間と敵対している組織)に殺された主人公のロイド。天使に近づくにつれ、人間らしさを失ってゆくヒロインのコレット、出生の秘密を抱えているリフィルとジーニアスの姉弟、重い過去を持つ謎の傭兵クラトスetc・・・
 とかな〜り暗い内容ですが、ゲーム中あまりそんなことを感じさせないのはやはりキャラがみんな元気で個性的だからでしょうか?シリーズ恒例のスキャットもあいかわらず良かったです

 今回、新しく取り入れられた好感度システム、スターオー○ャンのパクリといわれた所以の一つなのですが、これによってラスト近くで起こるイベントが変化します。好感度が高いキャラとイベントが起こるわけなのですが、最終的にはこのキャラがラスボスにさらわれるというまるっきりヒロインのような扱いになってしまいます
 ちなみに私はジーニアスでした・・・。雪が舞い散る夜の町で二人っきりで語り合い、星空の下でまた語り合い最終的にはロイドをかばってラスボスに連れ去られるという・・・今回テイルズにしてはホモ臭くないな〜とか思っていたらこんなところでやられてしまいましたよ(爆)初めっくらいはヒロインでとか思っていたのでごめんねコレット・・・

 エターニアやディステニー2で散々むずかしいと言われていた戦闘ですが、今回はゲーム機が変わったことによる初心者に配慮してでしょうか、わりと簡単になっています。あとはどれだけ早くGQのコントローラーに慣れられるかでしょうか?
 ユニゾンアタックや育て方によって憶える技の変化なんかも良かったです。特技については比較的簡単に別のタイプへの変更もできますし。

 今回も取り入れられている毎度恒例の称号システム、称号によっては衣装が変わるものがあります。  それも戦闘中だけでなくフィールド画面でも変化しています。これによってタキシード姿or海パン姿でラスボス戦に挑むことも可能。海パン姿の主人公にハリセンで倒されたのではきっとラスボスも浮かばれないでしょう(ちなみにEDの一連のイベントも海パン姿のまま進みます・・・シリアスもなにもあったもんじゃないので一回目はやめといたほうがいいです、やるなら2回目以降に・・・

EDについて:(ネタバレにつき反転させて読んでください)  あんだけ上でラスボスを海パンで・・・と書いといてなんですが今回のラスボスは悲しいですよね。ロイド&ジーニアスで倒したときの「ミトスの分らず屋・・・」「ああ、本当に大バカ野郎だぜ」という会話が切なくてしかたがありません。最後に消えてゆくミトスの言葉も切なかったです。
 アニメーションもキレイだったのですが欲を言えばロイドやコレット以外のキャラも入れて欲しかったですね。
 あとせっかく好感度を採用しているのだから、キャラによってもうちょっとED変化させても良かったじゃないですか、せめて最後の一枚絵をロイドとそのキャラにするとかしてくれても良かったと思うのは私だけでしょうか?
 そしてスタッフロール!
黒い背景に白文字だけはないでしょうっ!!恒例の一枚絵が流れる映像を楽しみにしていたのに〜っ!!
 以上最後はなんだか不満を書いてしまいましたが、良作ゲームであることに変わりはないので興味のある人はやって損はないですよ。特にファンタジアが好きだ〜って人はやりなさい(命令形)